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サイクロンによる被害を受けたミャンマー西部シットウェ サイクロンによる被害を受けたミャンマー西部シットウェ  (Copyright © Partners Relief & Development)

教皇「サイクロン被害のミャンマーとバングラディシュに支援を」

教皇フランシスコは、サイクロンで大きな被害を受けたミャンマーとバングラディシュに対する連帯をアピールされた。

 教皇フランシスコは、5月28日(日)の正午の祈りで、先日のサイクロンにより大きな被害を受けたミャンマーとバングラディシュへの支援をアピールされた。

 強力なサイクロン「モカ」は、今月14日にミャンマーとバングラディシュに上陸、両国合わせて400人以上の死者と100人以上の行方不明者を出した。ミャンマー南西部のバングラディシュと国境を接するラカイン州、またバングラディシュのコックスバザールにある難民キャンプでは、ロヒンギャの人々が大きな被害を受けた。

 祈りの集いで、教皇はサイクロンで深刻な被害を受けたミャンマーとバングラディシュ国境の80万以上の人々に精神的に寄り添う中、特に以前から不安定な状況に置かれているロヒンギャの人々に思いを向けられた。

 教皇は被災者のために人道支援のアクセスを容易にするよう当局の責任者に願うと共に、これらの兄弟姉妹に手を差し伸べるための、人間として、また教会としての連帯精神を呼びかけられた。

29 5月 2023, 11:26

レジーナ・チェリの祈りとは?

レジーナ・チェリ(アレルヤの祈り)は、4つの聖母の交唱(アンティフォナ)のうちの一つです。(この他の聖母のための交唱には、アルマ・レデンプトリス・マーテル、アヴェ・レジーナ・チェロールム、そして、サルヴェ・レジーナがあります。)

教皇ベネディクト14世は、1742年、これを復活節の間、すなわち復活の主日から聖霊降臨までの期間、お告げの祈り(アンジェルスの祈り)の代わりに、死に対する勝利のしるしとして起立して唱えるようにと定めました。

お告げの祈りと同様に、早朝、正午、夕方と、一日3回唱え、その一日を神とマリアに捧げます。

この古いアンティフォナは、伝承によれば、4世紀、または10世紀にさかのぼります。その普及については、13世紀半ばから記録され、フランシスコ会の聖務日課に挿入されたことが知られています。これは、4つの短い詩句からなり、それぞれがアレルヤで終わります。これは、信者が天の元后マリアに向けて、キリストの復活を共に喜ぶ祈りです。

教皇フランシスコは、2015年4月6日、復活祭翌日のレジーナ・チェリの祈りにおいて、この祈りを唱える際の心掛けについて語っています。

「わたしたちはマリアに向かって、お喜びくださいと言います。なぜなら聖母に宿られた方は、おことばどおりに復活されたからです。そして、わたしたちは、聖母の取り次ぎを願うのです。実際、わたしたちの喜びは、聖母の喜びを反映するものです。マリアは御子イエスの死と復活の出来事の静かな証し人です。
母の喜びを自分のものとする、子らの喜びをもって、この祈りを唱えましょう。」

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