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教皇フランシスコ、スコラス・オクレンテスの集いで 2023年5月26日 ローマ、アウグスティニアーヌム講堂 教皇フランシスコ、スコラス・オクレンテスの集いで 2023年5月26日 ローマ、アウグスティニアーヌム講堂  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

教皇、環境と教育めぐるスコラス・オクレンテスの集いに参加

教皇フランシスコは、スコラス・オクレンテスの環境と教育をめぐる集いに参加された。

 教皇フランシスコは、5月25日午後、スコラス・オクレンテス基金とラテンアメリカ開発銀行(CAF)が主催した環境と教育をめぐる集いに参加された。

 スコラス・オクレンテス(「出会いの学校」の意味)は、教皇がアルゼンチンでブエノスアイレス大司教を務めていた時、当時の政治・経済・社会的危機に対する文化的回答として生み出された教育ネットワーク。

 現在は、教皇庁の基金として、特に貧しい地域をはじめ、世界の若者たちに、出会い、対話、教育の機会を提供している。

 バチカンの広場にほど近いアウグスティニアーヌム教父学研究所の講堂で開かれたこの集いは、スコラス・オクレンテスがバチカンの基金として発足してから10年を記念する会議(5月23日—25日)の最終行事として行われた。

 「エコロジカルで教育的な都市」をテーマにしたこの会議には、ラテンアメリカとヨーロッパから50人の市長が参加した。

 最終日、教皇と、中継でつながった世界の若者たちを交えての対話が行われた。

 この中で教皇は、学校教育を受けられない子どもたちの存在を胸に留め、子どもたちに教育の機会を与えることは保護者と全社会の義務であると強調された。

 また、教皇は「いじめは人生を破壊するもの」と述べ、それぞれの人をあるがままに尊重することの大切さを説かれた。

 教皇の祖国アルゼンチンの若者は、ビデオ中継を通し、教皇は同国を訪れる予定はあるかと尋ねた。これに対し教皇は、「来年に行けたらとわたしは思いますが、それが可能か見てみましょう」と答えられた。

26 5月 2023, 15:16