「皆を抱擁する愛のしるしに」教皇、助祭たちに励まし
現在入院中の教皇フランシスコは、2月23日(日)のお告げの祈りの集いを行われなかったが、この集いのために用意された言葉をバチカンの広報局を通して公表された。
この中で教皇は、2月21日からこの日まで開催された「助祭のための聖年」の参加者らに次のように挨拶をおくられた。
「今朝、聖ペトロ大聖堂でミサが捧げられ、その中で何人かの助祭の叙階が行われました。新助祭たちと、ここ数日バチカンで行われた『助祭のための聖年』の参加者に挨拶をおおくりします。そして、この行事を準備した聖職者省と福音宣教省に感謝を表したいと思います。
親愛なる助祭の兄弟たち、皆さんは御言葉を告げ、慈愛の奉仕を行うために自らを捧げ、教会の中で言葉と行いを通して皆さんの役務を果たしながら、神の愛といつくしみをすべての人にもたらします。
今日の福音にもあるように、喜びをもって皆さんの使徒職を続け、悪を善に変え、兄弟愛に満ちた世界を生み出す、皆を抱擁する愛のしるしとなるように励ましたいと思います。愛のために冒険することを恐れないでください。」
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次いで、このお告げの祈りの言葉の中で、教皇はジェメッリ病院での入院生活にも言及。信頼のうちに必要な治療を続けており、「休息も治療のうち」と述べている。
教皇は、同病院の医師と医療スタッフのご自身への配慮と、患者たちに対する奉仕に心からの感謝を表明。
ここ数日多くの人々から受け取った愛情あふれるメッセージに触れつつ、特に子どもたちからの手紙や絵に感動を表された。
教皇は世界中から寄せられた人々の寄り添いと祈りに御礼を述べ、すべての人を聖母の取り次ぎに託すと共に、ご自身のために引き続き祈りを願われた。
