教皇フランシスコとイタリア赤十字社のボランティアとの出会い 2024年4月6日 バチカン・パウロ6世ホール 教皇フランシスコとイタリア赤十字社のボランティアとの出会い 2024年4月6日 バチカン・パウロ6世ホール  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

「ボランティア界の聖年」行事、バチカンとローマ市内で

ボランティアの世界のための聖年の行事がバチカンとローマで開催される。

 ボランティアの世界のための聖年の行事が、3月8日と9日の両日、バチカンとローマ市内で開催される。

 「ボランティア界の聖年」は2025年の聖年行事の中でも5番目に大きいものとされ、世界100カ国からおよそ2万5千人の参加者が予定されている。

 最も多数の参加が見込まれる国はイタリアで、およそ1万5千人のボランティア関係者がローマを訪れる。その内訳は、「ミゼリコルディア」と呼ばれる、信心会を母体とする救急・奉仕組織の会員約5千人、「プロテツィオーネ・チヴィーレ」(市民保護局)の隊員約4千人、カリタス・イタリアのスタッフ約800人などである。

 スペイン、米国、ブラジルからも大きな巡礼団が訪れるほか、ポーランド、アルゼンチン、メキシコ、コロンビアなどからも多く参加する。

 「ボランティア界の聖年」初日8日(土)、参加者らはバチカンの大聖堂に巡礼し、「聖なる扉」をくぐる。

 これと並行し、同日、ローマの中心部の広場や教会で、ボランティア団体による様々な企画が催される。そこでは、ボランティア活動や組織の説明や、活動体験を語る集い、大人や子どもたちを交えたイベント、予防衛生をめぐる啓蒙活動、世界で行われているボランティア活動の紹介などが行われる。

 そして、9日(日)、参加者らはバチカンの聖ペトロ広場で、教皇庁総合的人間開発省長官、マイケル・チェルニー枢機卿が司式する聖年の記念ミサに与る。

 このミサの中では、教皇フランシスコが用意された説教を、チェルニー枢機卿が読み上げる予定。

07 3月 2025, 14:34