枢機卿団会議、福音宣教やシノドス性などをテーマに

枢機卿団の第8回全体会議が、5月2日(金)、バチカンのシノドスホールで行われた。

 バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長は、5月2日(金)に行われた枢機卿団による第8回目の全体会議について、報道関係者に向けた同日のブリーフィングで、以下のように伝えた。

 第8回全体会議は、午前9時、祈りと共に始まった。 

 同会議には、180人以上の枢機卿が出席、そのうち有権枢機卿は120人あまりであった。

 ここ数日間に到着した何人かの枢機卿は、10時半の休憩時に宣誓を行った。

 今朝の会議では、25人の発言があった。 

 議題に上がった主なテーマは、「教皇フランシスコの在位期間の中心でもあった福音宣教について」、「兄弟的交わりにおける宣教的教会」、「特に若者などに対しいかに福音を伝えるか」、「東方教会の苦しみと証し」、「小教区から教皇庁に至るまであらゆるレベルにおける福音の効果的な伝え方」、「証しと一致の必要『互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる』(ヨハネ13,35)」、「証しを害するリスク、性的搾取と金融スキャンダル」、「典礼の中心性」、「教会法の重要性」、「シノドス性と協働性」、「シノドス性と宣教」、「シノドス性と世俗主義」、「ヨハネ・パウロ2世、ベネディクト16世、フランシスコ:教皇間の継続性の解釈」「宣教の鍵としてのエウカリスチア」などであった。

 同会議は12時半に終了した。

02 5月 2025, 18:55