教皇レオ14世 2025年5月11日(日)の正午の祈り  教皇レオ14世 2025年5月11日(日)の正午の祈り  

レオ14世「戦争を決して繰り返してはならない」

教皇レオ14世は、先日、ヨーロッパにおける第2次世界大戦の終結(1945年5月8日)から80年を迎えたことに触れ、「戦争を決して繰り返してはなりません」と呼びかけられた。

 教皇レオ14世は、5月11日(日)の正午の祈りで、ヨーロッパにおける第2次世界大戦の終結(1945年5月8日)から、先日80年を迎えたことに言及された。

 レオ14世は、膨大な犠牲者を出した同大戦を振り返りつつ、故フランシスコ教皇がしばしば「部分的な第三次世界大戦」と呼んだ今日の悲劇的な状況を前に、「戦争を決して繰り返してはなりません」と世界のリーダーたちに力強く呼びかけられた。

 ウクライナの人々の苦しみを心に留めていると述べた教皇は、真の正当で永続的な平和を一日も早く実現できるよう、また、すべての捕虜の解放と、子どもたちの家族のもとへの帰還が行われるようアピールされた。

 また、レオ14世は、ガザ地区で起きていることに深い悲しみを表明。即時停戦と共に、人道支援と人質の解放を訴えられた。

 一方、教皇はインドとパキスタンが停戦を合意したことに満足を示され、対話を通した今後の本格的な和平の実現を願われた。

 世界の数多い紛争に目を向けながら、教皇は主イエスが平和の奇跡をくださるよう、平和の元后マリアにこれらの願いを託して祈られた。

11 5月 2025, 18:59