教皇「キリストの光を、小さな光を通して全世界に広げる」
教皇レオ14世は、7月12日午前、カステルガンドルフォの教皇宮殿の中庭に、8つの修道会の関係者を迎えられた。
ミラノ宣教会、マリアの娘エスコラピアス修道女会をはじめとする、これらの修道会は、いずれも現在総会を開催している。
教皇はこれらの修道会の総会参加者たちへの挨拶で、皆さんの創立者たちは、聖霊の働きかけに従順に、キリストのからだを築き上げるための多様なカリスマをあなたがたに遺した、と述べた。
そして、それぞれの修道会は、キリストの犠牲と一致した自己奉献、「諸民族のもとへ」の宣教、教会への愛を守り伝える、青少年の教育と育成といった、神の民全体の生活と行いを完全なものとするための要素を具現化している、と教皇は指摘。
それはすなわち、神の人類への愛という、唯一かつ永遠の現実を、カリスマに応じて表現する多様な道のことである、と話した。
教皇は、各修道会の指針の中でも、本質的に要求されるべきものとして、真の宣教精神の刷新、イエス・キリストの思いを自分のものとすること、神に根差す希望を持つこと、聖霊の火を心に生き生きと保つこと、平和を推進すること、地方教会において司牧の共同責任を育むこと、などを挙げられた。
教会であることの自覚と喜びを新たに、かつ確かにすることができるようにと、レオ14世は励ますと共に、全人類を一つの大きな家族としてご自身のもとに導くことを望まれる神の救いのご計画を広い視野において考えるようにとの教皇フランシスコの呼びかけを思い起こされた。
まさにこの精神と共に皆さんの修道会が生まれ、これこそがあらゆる努力を傾けるべき目標である、と述べた教皇は、尽きることのないキリストの光を、小さな光を通して全世界に広げて欲しいと、すべての関係者らに願われた。
