教皇レオ14世、イタリアのカラビニエリ隊関係者とミサ 2025年7月15日 カステルガンドルフォ 教皇レオ14世、イタリアのカラビニエリ隊関係者とミサ 2025年7月15日 カステルガンドルフォ  (@Vatican Media)

教皇、カステルガンドルフォでカラビニエリ隊関係者とミサ

教皇レオ14世は、カステルガンドルフォのカラビニエリ隊(イタリアの憲兵隊・軍警察)分署の礼拝堂でミサを捧げられた。

 教皇レオ14世は、7月15日、カステルガンドルフォのカラビニエリ隊(イタリアの憲兵隊・軍警察)分署の礼拝堂でミサを捧げられた。

 カラビニエリ隊のカステルガンドルフォ分署は、教皇離宮に近い、ヴィッラ・デイ・ジェズイーティに置かれている。かつてアイルランド神学院、次いでイエズス会が所有していた建物内には楕円形の礼拝堂が備わっている。

 この朝、教皇が司式したミサには、カラビニエリ隊関係者はもとより、イタリアのクロセット国防相、イタリア軍従軍大司教らも参列した。

 教皇はミサの説教で、「忠実なる聖母(ヴィルゴ・フィデリス)」がカラビニエリたちの保護者として宣言されてから2025年で75周年を迎えたことに言及。

 世界大戦の悲劇ののち、精神・物質の両面での再興の時期に、聖母マリアの神への誠実さ、献身、清さ、堅実さが、共通善に奉仕するカラビニエリにとって、祖国とイタリア国民への忠実の模範とされたことを振り返られた。

 社会の秩序を傷つける不正義を前に、悪が勝利しかねないと考える誘惑をしりぞけるように教皇は励まされ、特に戦争と暴力が広がるこの時代、国家に奉仕する者としての誓いに忠実に、法の力と廉潔をもって犯罪に答えるようにと願われた。

 主イエスの受難と死と復活を記念するミサの中で、任務のために命を捧げたカラビニエリ隊員たちを思い起こすのはふさわしいことである、と述べた教皇は、特に第二次大戦中に無実の市民たちをナチスの強制捜査と尋問から救うために殉教したカラビニエリ隊曹長、尊者サルヴォ・ダクイストを隊員らの模範として託された。

 教皇は、カラビニエリたちのあらゆる任務を聖母が見守り、隊員と家族らに愛情あふれる眼差しを注いでくださるようにと祈られた。

15 7月 2025, 16:47