教皇「神は戦争ではなく、平和を望まれる」
教皇レオ14世は、9月7日、列聖ミサ後半のお告げの祈りで、聖地とウクライナをはじめ、流血の紛争に苦しむすべての場所に平和をアピールされた。
教皇レオ14世は、9月7日、聖ピエル・ジョルジョ・フラッサーティと聖カルロ・アクティスの列聖ミサの後半、お告げの祈りを唱えられた。
祈りに先立つ言葉で、教皇は、この列聖式に参加したすべての人々と使節に心からの感謝を表された。
また、教皇は、前日6日エストニアの首都タリンで、イエズス会士、エドアルド・プロフィットリッヒ大司教(1890-1942)の列福式が、また同日、ハンガリーのヴェスプレームで、マリア・マグドルナ・ボーディ(1921-1945)の列福式が、それぞれ行われたことを紹介。
ソ連政権による教会への迫害のもと殉教したプロフィットリッヒ大司教と、兵士たちの暴力に抵抗し殺害された若き信徒マリア・マグドルナの、二人の殉教者の勇気ある福音の証しのために、神を賛美しよう、と招かれた。
教皇は、聖地とウクライナをはじめ、戦争のために血に染まったすべての場所に平和を願う絶え間ない祈りを、聖人たちと聖母マリアの取り次ぎに託された。
そして、教皇は統治者らに、良心の声に耳を傾けるようにと呼びかけ、死と破壊をまき散らしながら武器によって得た見せかけの勝利は、本当は敗北であり、平和と安全を決してもたらさないと繰り返された。
教皇は、「神は戦争ではなく、平和を望まれる。神は、憎しみの連鎖から抜け出し、対話の道を行くために努力する人々を支えられる」と強調された。
08 9月 2025, 10:07
