2025.09.24 Udienza Generale

2026年度「世界病者の日」のテーマ発表

来年2月11日に記念される、カトリック教会の「第34回世界病者の日」のテーマが発表された。

 カトリック教会は、毎年2月11日、ルルドの聖母の日に「世界病者の日」を記念し、病者がふさわしい援助を受けられるように、また苦しんでいる人が自らの苦しみの意味を受け止めていくための必要な助けが得られるように、カトリックの医療関係者はもとより、社会一般に呼びかけている。

 来年で34回目となる「世界病者の日」のために、教皇レオ14世が選ばれたテーマは「サマリア人の憐れみ:隣人の苦しみを担いながら愛する(仮訳)」。

 教皇庁総合的人間開発省は、このテーマをめぐる声明で、福音書の「善きサマリア人のたとえ」に登場するサマリア人を中心に据え、追いはぎに襲われて苦しむ人の世話を引き受けることで愛を示すその姿を通して、隣人に対するこの愛を強調するもの、と述べている。

 愛には、具体的な寄り添いが求められ、わたしたちはそれを通して、隣人たちの、特にしばしば困窮や、孤立、孤独のために脆弱な状況に置かれた病者たちの苦しみを担う必要がある。

 今日も、イエス・キリスト、「善きサマリア人」は、傷ついた人類に近づき、教会の秘跡を通して「なぐさめの油と希望のぶどう酒」を注ぎ、病気のために脆弱な状況を生きる人々への助けと寄り添いの行為・態度を励ましておられる、とこのように同省の声明は述べている。

27 9月 2025, 12:36