スーダン:教皇「人道回廊を保証し、協調した対応を」
教皇レオ14世は、一般謁見の席で、暴力や自然災害に苦しむスーダンの状況に触れ、人道回廊を保証する必要を国際社会に訴えられた。
教皇レオ14世は、9月3日(水)バチカンで行われた一般謁見の席で、暴力や自然災害に苦しむスーダンの現状に触れられた。
教皇は、スーダン、特にダルフール地方から悲劇的なニュースが届いていると述べつつ、町に閉じ込められた市民が飢餓と暴力の犠牲となっているエル・ファシール、破壊的な地滑りにより多く死者を出し、苦しみと絶望の中にあるタラシンの状況を示された。
それにとどまらず、コレラが蔓延し、すでに疲弊している無数の人々を脅かしていることを教皇は懸念された。
教皇は、スーダン国民、中でも家族、子どもたち、避難民にさらなる寄り添いを表明。すべての犠牲者のために祈られた。
そして、教皇は、国の責任ある立場の人々と、国際社会に対し、人道回廊を保証し、この人道的な大災害を食い止めるため、協調した対応の必要をアピール。
「今や紛争を終わらせ、スーダン国民に希望と尊厳と平和を取り戻すために、真摯で誠実な包括的対話を始める時」と、教皇は当事者らに訴えられた。
03 9月 2025, 15:54
