教皇、ブラジルのルーラ大統領とお会いに

　Vatican News

　教皇レオ14世は、10月13日、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領とお会いになった。

　ルーラ大統領は私的な形の訪問として、夫人を伴いバチカンを訪れた。

　同大統領はX（旧ツイッター）への投稿で、教皇と、宗教や信仰、ブラジル、そして対応すべき世界の大きな課題について話し合ったと述べた。

　これによれば、ルーラ氏は、レオ14世の使徒的勧告『ディレクシー・テ』と、「信仰と最も貧しい人々への愛は切り離せない」というそのメッセージに賛辞をおくった。

　ルーラ大統領は、今年11月にブラジル北部アマゾン地域ベレンで開催される国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議（COP30）に教皇を招待したと記した。そして、教皇は出席できないだろうが、バチカンの代表が出席することになるだろう、と強調した。

　また、同大統領は、いずれにしてもレオ14世をブラジルに招待した、と付け加えた。

　ルーラ大統領は、ここ数日、ローマの国際連合食糧農業機関（FAO）本部で開催中のワールド・フード・フォーラムに出席している。