レオ14世、貧しい人々とバチカンで昼食会
教皇レオ14世は、第9回「貧しい人のための世界祈願日」と「貧しい人々の聖年」が記念された11月16日午前、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサを捧げられ、正午には、お告げの祈りを広場の巡礼者と唱えられた。
そして、同日午後、教皇はパウロ6世ホールで開かれた貧しい人々のための昼食会に出席、招待された人々と共にテーブルを囲まれた。
「貧しい人のための世界祈願日」に合わせて行われてきたこの昼食会は、前教皇フランシスコによって始められたもので、その料理や配膳のサービスなどは、毎回様々な組織によって提供されてきた。
今年の貧しい人々のための昼食会は、1625年の創立から今年で400周年を迎えた聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会とそのファミリーによって準備・提供された。
食卓を彩る見事なフルーツはナポリから届けられた。また、昼食会の音楽を担当した、若い演奏者たちからなる「フォルチェッラの小さなオーケストラ」もナポリから参加した。
教皇レオ14世は、この昼食会の開催にあたり、もう一つの会場であるバチカン庭園のルルドの洞窟前を訪れ、参加者たちに歓迎の挨拶をおくられた。
この後、メイン会場であるパウロ6世ホールに到着されたレオ14世は、およそ1300人の招待客らを前に、昼食を共にする喜びを表され、特に「貧しい人のための世界祈願日」の創設を望まれた前教皇フランシスコにオマージュをおくられた。
また、教皇はこの昼食会での食事の提供と配膳を行う聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会とヴィンセンシアン・ファミリーの関係者らの寛大さに心からの感謝を述べ、貧しい人や助けを必要とする多くの人のために世界の各地で奉仕する、同会およびファミリー組織の、司祭、修道女、ボランティアの信徒たちを励まされた。
教皇は、この日の食卓と、すべての参加者とその家族や支援者の上に神の祝福を祈られた。
さらに、教皇は、暴力や戦争や飢餓に苦しむ人たちのためにも祈るように皆を招き、この日の祝祭が兄弟愛の精神のもとに記念されることを願われた。
昼食会の終わりにも、教皇はこの日受け取った多くの恵み、中でもこの日曜日に皆が素晴らしい家族として集うことができた喜びを神に感謝され、皆と一緒に祈りを捧げられた。
