教皇「労働が希望といのちの源であるように」
教皇レオ14世は、聖年の巡礼者らへの週末の謁見で、特に「労働者の聖年」の参加者に挨拶をおくられた。
教皇レオ14世は、11月8日、聖年の巡礼者らへの週末の謁見で、特に「労働者の聖年」の参加者に挨拶をおくられた。
「労働者の聖年」は当初、今年5月1日から4日にかけて予定されていたが、教皇フランシスコ逝去後の教皇空位期間と重なり中止となった。しかし、多くのリクエストにより、新たにこの日に日時を定めて開催の運びとなった。
教皇は「労働者の聖年」参加者への言葉で、「労働は、個人の創造性や善を行う能力を発揮できる、希望といのちの源でなくてはならない」と話された。
そして、制度・機関や市民社会が一体となって、安定と尊厳をもたらす価値ある雇用の機会を創出し、特に若者たちが自らの夢を実現し、公益に貢献できるよう支援することを願われた。
この日、教皇は「歴史再現行事関係者の聖年」の参加者にも挨拶を述べられた。
この謁見には、イタリア各地の時代行列や、歴史的文化や生活、伝統の祭などの保存会や愛好家らが集っていた。
教皇は歴史的衣装で会場を彩る参加者らに歓迎の言葉をおくりながら、イタリアの文化・芸術、市民的・宗教的伝統の基盤にある、キリスト教の偉大な価値観に思いをはせるようにと招かれた。
08 11月 2025, 18:30
