灰の水曜日:教皇レオ14世による一連の伝統儀式
復活祭前の祈りと償いの期間「四旬節」の開始を告げる「灰の水曜日」を迎えた、2月18日、教皇レオ14世は、ローマ・アベンティーノ地区の聖サビーナ教会で伝統儀式をとり行われた。
「四旬節」は、公生活に入る前のキリストが荒野で40日間の断食を行ったことを思い起こし、復活祭までの主日(日曜日)を除く40日間、悔い改めて祈り、断食や節制、施しや愛徳の実践を通して、キリストの復活の記念にふさわしい形で与る準備をする期間。
その四旬節への入口となる「灰の水曜日」には、死と痛悔の象徴である灰を、頭や額に受ける「灰の式」が行われる。ここでは、前年の「枝の主日(受難の主日)」に祝別された枝を燃やした灰が用いられる。
同日夕方、教皇が向かわれたアベンティーノは、「ローマの七丘」の一つに数えられる小高い丘で、古代競技場チルコ・マッシモ跡を挟んで、パラティーノの丘と向かい合うようにそびえている。緑に囲まれた閑静な一帯は多くの歴史的な教会を擁している。
レオ14世は、「灰の水曜日」の一連の儀式を、まず聖アンセルモ教会での祈りから始められた。
次いで、聖アンセルモ教会から聖サビーナ教会に向けて、諸聖人の連祷を唱え、悔い改めを祈りながら、厳かに宗教行列が行われた。
夕日が差す丘の上の一角に、助祭、司祭、聖アンセルモ教会のベネディクト会会員、聖サビーナ教会のドミニコ会会員、司教、枢機卿らが長く列を作り、教皇はその最後尾をゆっくりと歩まれた。
行列到着後、教皇は聖サビーナ教会でミサを捧げられ、その中で「灰の式」をとり行われた。
教皇は聖水で灰を祝別。その灰を内赦院・院長アンジェロ・デ・ドナーティス枢機卿の手から、最初にご自分の頭に受けられた。
そして、教皇は「回心し、福音を信じなさい」の言葉と共に、枢機卿らをはじめとする聖職者たち、そして修道者や信徒の代表の頭に、十字架のしるしと共に灰をのせられた。
