教皇「愛と奉仕のあるところに神がおられる」
教皇レオ14世は、4月14日、アルジェリアのアンナバにある高齢者施設を訪れた。
聖アウグスティヌスにゆかりある、かつてヒッポと呼ばれたアンナバに赴かれた教皇は、古代都市の遺構が見られる遺跡地区を訪問後、大聖堂がそびえる丘の上に向かわれた。
この丘の上には、聖アウグスティヌスに捧げられた大聖堂と並び、貧しき人の小さな姉妹会が運営する高齢者施設がある。
貧しき人の小さな姉妹会の誕生は、聖ジャンヌ・ジュガン(1792‐1879)が、1839年、フランス・ブルターニュの自宅に身寄りのない目の不自由な老婦人を引き取ったことに端を発する。
アンナバにおける同会運営の高齢者施設は、「マ・メゾン(わたしの家)」と名づけられ、イスラム教の人々をも含む、貧しく身寄りのないお年寄りたちの受け入れと支援を行っている。
同施設を訪問した教皇は、人々の歌声で迎えられ、コミュニティの責任者を務めるフィロメーナ修道女や、ポール・デファルジュ・アルジェ名誉大司教、そして同施設の入居者であるイスラム教徒の男性の話に耳を傾けられた。
教皇は挨拶で、「ここに神が住んでおられることをうれしく思います。愛と奉仕のあるところには、神がおられるからです」と話された。
「主は天から、人々が兄弟愛のうちに共に暮らすように努めているこの家をご覧になって、『ここには希望がある』と思われたに違いありません。なぜなら、神の心は、戦争や、暴力、不正、欺瞞によって引き裂かれているからです」と教皇は語られた。
教皇は、「わたしたちの御父の心は、よこしまな人々や、横暴な人々、高慢な人々とではなく、小さき人々、謙遜な人々と共にあり、こうした人々と共に、愛と平和の王国を日々進めておられます」と述べ、「皆さんもここで日々の奉仕や、友情、共同生活を通して、同じようにそれに参与されているのです」と話された。
教皇は皆のために祈りを約束されながら、心から祝福をおくられた。
