「勝利すべきは愛であり、戦争ではない」教皇、アンゴラ・ムシマ巡礼で

教皇レオ14世は、アンゴラの重要な聖母巡礼地、ムシマで、ロザリオの祈りの集いをとり行われた。

 教皇レオ14世は、4月19日、アンゴラ西北部ベンゴ州ムシマで、ロザリオの祈りの集いをとり行われた。

 ムシマにはアンゴラにおける重要な巡礼地「ムシマの聖母巡礼聖堂」がある。

 ムシマの聖母(ママ・ムシマ)巡礼聖堂は、アンゴラ国内の最大級河川クワンザ川を見下ろす丘の上に、ポルトガル人によって、17世紀初頭に建てられた。

 「ママ・ムシマ(Mama Muxima)」は、アンゴラ北部で話されるキンブンドゥ語で「心の母」を意味する。

 教皇は同巡礼聖堂の聖母像の前で花と祈りを捧げた後、聖堂前の広場でおよそ3万人の信者たちとロザリオの祈りの「栄えの神秘」を祈られた。

 ロザリオの祈りの終了後、教皇は参加者に向けた言葉で、「長きに渡り、ムシマの聖母は、教会の心の生き生きとした鼓動を保つため、隠れた働きをしてきました。その心は、皆さんの心、愛し、祈り、祝い、泣き、時には手紙で祈りを託す、多くの人々の心でできています」と話された。

 教皇は、ロザリオの「栄えの神秘」は、イエスの生涯の輝かしい神秘の黙想を通して、イエスの栄光におけるわたしたちの運命と、イエスの愛におけるわたしたちの使命について考えさせるもの、と述べた。

 「復活を通して、キリストは死に打ち勝ち、わたしたちに御父のもとへ帰る道を示してくださいました。わたしたちもまた、この輝かしくも困難な道を歩みながら、神の美しさを全世界と分かち合うことができるように、キリストはわたしたちにご自身の霊を与えてくださったのです」と教皇は話された。

 「マリアのように、わたしたちも天のために造られています」と述べた教皇は、「復活された主の光を出会う人々にもたらすために、善き母であり聖性の模範であるマリアを見つめながら、喜びのうちに天に向かって歩んで行きましょう」と招かれた。

 無原罪の御宿りに捧げられたこの聖堂を、信者たちが自発的に「心の母」の聖堂と呼ぶようになった歴史を教皇は振り返りながら、この美しい呼び名は、神の御子の生涯の並外れた出来事をすべて心に納めて、思い巡らすことができる(参照 ルカ2,19)聖母マリアの汚れなき賢明な心を思い起こさせる、と語られた。

 聖母は、その心が感じることにわたしたちも共鳴し、マリア自身のように正義のために働き、平和をもたらす者となるよう望まれる、と教皇は話された。

 「天の御母は、わたしたちに大きな使命を託されます。それは、これ以上、戦争、不正、貧困、不誠実のない、福音の原則がすべての人の幸福のために常に人々の心や、組織、活動に影響を与え、それらを形作る、より良い、受容的な世界を築くことです」。

 「勝利すべきは愛であり、戦争ではありません。これこそが、すべての人の母である、マリアの心が教えることです。さあ、いのちの「使者–天使」としてこの聖堂から出発し、マリアの優しさと神の祝福を皆に届けに行きましょう」。

 教皇はこのように話し、参加者らを励まされた。

20 4月 2026, 12:05