カメルーン:教皇「今こそ平和と和解が統治する社会を築く時」
教皇レオ14世は、4月16日、訪問先のカメルーン北西州の州都バメンダでミサを捧げられた。
同日午前、バメンダのカテドラル聖ヨセフ聖堂では教皇を迎えて平和のための集いが催され、午後からは、空港を会場に教皇ミサがとり行われた。
このミサには、およそ2万人が参加、会場は色彩と、歌声、リズムであふれた。
レオ14世はミサの説教で、「皆さんの典礼に見られる祝祭的な表現や、神への祈りからほとばしる喜びは、神への完全な信頼と、揺るぎない希望、子らの苦しみをいつくしみ深く見守る父なる神の愛に全身全霊でしがみついていることのしるしです」と話された。
教皇は、「一人ひとりの尊厳が尊重され、必要な権利を保証される、平和と和解の未来への希望は、この美しい国を傷つける様々な問題によって絶えず枯らされている」と指摘。
その原因として、食糧危機をはじめとする多様な形の貧困、富の管理をめぐる道徳的・社会的・政治的腐敗、それが招く教育や医療など制度の発展の阻害、若い世代の大規模な海外移住、憎しみと暴力によって煽られるこれらの国内問題に加えて、アフリカ大陸から搾取・略奪しようとする外部の手などを挙げられた。
こうした状況を前に無力を感じ、自信を喪失するかもしれないが、「それでも今こそ、この国の歴史を変える時」と教皇は強調。「明日やいつかではなく、今こそ、この国とアフリカ大陸の多様性と豊かさを合わせながら一致というモザイクを再構成し、平和と和解が統治する社会を築く時が来た」と話された。
膠着した状態が長く続き、もはや何も新しいことを期待できない時でも、「主の御言葉は新たな境地を開き、変容といやしをもたらされる」と教皇は説き、「神は新しさそのものであられる。神は新たなものを創造される。神はわたしたちを、悪に立ち向かい善を築く勇敢な人間にしてくださる」と、人々を励まされた。
