聖木曜日:教皇レオ14世、バチカンで聖香油のミサ
教皇レオ14世は、「聖木曜日」、4月2日朝、ローマ教区の司祭たちと「聖香油のミサ」を共同司式された。
「聖木曜日」は、復活祭直前の一週間である「聖週間」中の木曜日をいう。
「聖木曜日」午前の儀式として、「聖香油のミサ」が行われる。このミサは、各教区の司教座聖堂で司教と司祭の共同司式によって捧げられる。その式中、司祭らは叙階の日の約束を更新し、司教による聖油の祝福・聖別が行なわれる。
2026年度の聖木曜日、レオ14世はローマ司教=教皇として、登位後初めての「聖香油のミサ」を捧げられた。
この朝、バチカンの聖ペトロ大聖堂の中央祭壇周囲と本廊の前方は、レオ14世と共にミサを司式する、40人以上の枢機卿をはじめとする高位聖職者、そしてローマ教区の大勢の司祭たちの白い祭服で埋め尽くされた。
ミサ中の「司祭の約束の更新」では、司祭たちは教皇の問いかけに答え、叙階の日にキリストへの愛のもと、その教会に対し喜びをもって担った聖なる誓いを、神の民の前で新たにした。
「聖油の祝福・聖別」では、銀のアンフォラ(壷)に入った3種の油、「病者用聖油」、「洗礼志願者用聖油」、そして堅信などに用いる「聖香油」が、助祭たちによって祭壇前に運ばれた。
油は、滋養、治療、光、清めなどの象徴的な意味を帯びている。これと同様に「聖油」は、霊的滋養や、いやし、創造主の恵みの光などを象徴している。
教皇は、「病者用聖油」に対し、この油を受ける人が身体・魂・精神においてなぐさめを得て、病や苦しみ等から解放されるように、また、「洗礼志願者用聖油」については、これを受ける洗礼志願者に力や活力を与え、彼らが神の力に照らされより深くキリストの福音を理解し、キリスト教生活の約束を寛大に担えるように等、祈りながら、これらの油を祝福された。
最後に行われた「聖香油」の聖別では、教皇はアンフォラの中の油に香料バルサムを注がれ、祈りに続いて、いのちを与え聖化する聖霊の息吹きを象徴し、息を吹き込まれた。
この後、司祭たちも教皇の祈りに一致しながら、アンフォラに向けて手をかざし、沈黙のうちに祈った。
聖木曜日に各教区で司教によって祝別されたこれらの聖油は、各教会に分配され、聖具室に保存される。
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同日夕方、教皇は、ローマ市内のラテランの聖ヨハネ大聖堂に向かわれ、聖木曜日の午後の儀式、「主の晩さんのミサ」をとり行われた。
教会の典礼は「主の晩さんの夕べのミサ」と共に「過越の聖なる三日間」へと入った。
