「イエスが与えてくださった愛の証人に」教皇、赤道ギニアの若者に
教皇レオ14世は、赤道ギニア訪問2日目、4月24日、大陸部地域・西部バタで若者と家族との集いを持たれた。
バタ到着後、最初に同市の刑務所を訪問された教皇は、続いて、2021年3月7日の爆発事故犠牲者の追悼碑を訪れた。
バタ市ンコアントマン地区の軍事基地で発生した連続爆発は、100人以上が死亡、600人以上が負傷するという大惨事を引き起こした。
教皇は追悼碑に花輪を捧げ、犠牲者のために祈りを捧げられた。
この後、教皇はバタ・スタジアムをいっぱいにした熱気あふれる若者たちや家族ら、およそ3万人とお会いになった。
集いでは、様々な民族衣装のグループによってリズミカルな舞踊が披露され、それぞれのグループは「杖、網、島の模型、木彫の舟、楽器」などを差し出しながら、「奉仕、一致、受け入れ、信頼、祝祭」など古くからの価値や、伝統的な生活の象徴として示した。
また、若者たちの代表が、日常生活や仕事を通しての貢献、司祭への召命、結婚の価値、命を受け入れることの大切さ等のテーマを、それぞれの経験をもとに語った。
赤道ギニアを「若く、エネルギーと、問いと、生きることへの意欲にあふれ」、キリストをその光とすることを切望している国、と形容したバタ教区の使徒座管理者ミゲル・アンヘル・ングエマ・ビー司教の言葉を、レオ14世は「キリスト、赤道ギニアの光、希望の未来に向かって」というご自身の同国訪問のモットーと重ねられた。
「ここで最も輝く光は、キリストが人生の喜び、意味、インスピレーション、美しさであることを証しする、皆さんの眼差し、皆さんの顔、皆さんの笑顔、皆さんの歌声です」と教皇は述べられた。
かつて赤道ギニアを訪問した聖ヨハネ・パウロ2世の、「皆さん同士の調和、相互の愛、和解する力、すべての市民・家族・社会集団の権利に対する具体的な尊重の模範を示し、人間として、神の子として、この国に住むすべての人々の尊厳を尊重し、促進してください」という言葉(1982年2月18日、赤道ギニア・マラボ到着時の挨拶)を、レオ14世は、「今日もわたしたちの心を導き、担うべき未来の責任に備えて歩む若者たちの歩みを照らす」ものとして示された。
教皇は、代表の若者たちの証言の一つひとつに耳を傾けながら、自分の義務に忠実に、日々の仕事を通して家族や社会の幸福に貢献することの重要性、実りある取り組みをもって常にすべての人間の尊厳を促進する必要性、また各自の召命に寛大に応えることの素晴らしさについて話された。
特に教皇は司祭・修道者への召命について、「神に捧げられた人生は幸福な人生です。それは、祈り、秘跡、神がわたしたちの歩みの途上にもたらす兄弟姉妹との出会いを通して、日々新たにされる人生です」と強調。
それゆえに、「キリストが自分を特別な奉献の道に、すなわち司祭、修道者として従うように呼んでおられると感じるなら、恐れずにキリストに従ってください。そうするならば、キリストご自身が約束されたように、皆さんは『百倍もの報い、永遠の命』(マタイ19,29)を受け継ぐでしょう」と話された。
教皇は、この集いに若者たちと共に参加した多くの家族の存在に触れながら、「家庭は、人間的・キリスト教成長において、皆さんのような若く繊細な木が根を張る肥沃な土壌です。ですから、愛する家族という賜物を与えてくださった主に共に感謝しましょう」と招かれた。
また「家族が一致のうちに成長し、命を守り育てる贈り物として受け入れられ、道であり真理であり命である主に出会うことができるよう」共に祈るよう勧められた。
教皇は、結婚の秘跡に向けて準備を進める多くの人々に対し、「夫婦となり、親となることは、情熱あふれる使命であり、日々を通して体験する契約です。その中で、皆さんは互いに絶えず新たに向き合い、神と共に命の奇跡を創造し、自分たちと子どもたちの幸福を築き上げていくのです」と話された。
「愛の美しさに感動し、イエスが与え、教えてくださった愛の証し人となりましょう。愛することは美しいことであると、日々証ししましょう。愛することは、どんな環境においても、最大の喜びです。それは与えることを知ること、自らを差し出すこと、そして特に最も困窮した人々の上に身を屈めることから生まれます」と教皇は語られた。
家庭で育まれ、信仰のもとに実践される慈愛の光は、すべての人が尊重され、誰一人忘れられることがないように、世界を真に変革していく、とレオ14世は強調。参加者らと使徒信条を唱え、心からの祝福を与えられた。
