レオ14世、教皇庁立教会アカデミー訪問、創立325周年機会に
教皇レオ14世は、4月27日、ローマの教皇庁立教会アカデミーを訪問された。
この訪問は、同アカデミーの創立325周年を記念して行われた。
教皇庁立教会アカデミーは、1701年、教皇クレメンス11世の時代、教皇庁の外交を担う人材養成を目的に創立された。以来、カトリック教会の機関として、各国のローマ教皇庁大使館や教皇庁国務省で外交官として働く司祭たちを育成してきた。
この日、ローマ市内ミネルバ広場の教会アカデミーを訪れたレオ14世は、同アカデミーの責任者らや、ここで養成を受けている司祭たち、また共同体のスタッフらに歓迎された。
教皇は関係者への挨拶で、何世紀にもわたり、教皇庁の外交活動の本質であるキリストにおける一致の構築に、各自の謙虚な力を通し貢献してきた、世界各地を出身とする司祭たちの連綿たる奉仕の歴史を振り返った。
時代に適応した学術的・知的育成の必要から、法学、史学、政治学、経済学、そして語学などの研究システムの刷新が求められる中、このアカデミーで学ぶ者に要求される最も重要な改革は、「寄り添い、傾聴、証し、兄弟愛に基づくアプローチと対話、謙遜、柔和さ」等を育むための「絶え間ない回心」であると教皇は話された。
「あなたがたに平和があるように」(ヨハネ20,19)という復活のキリストのメッセージを伝える者となるようにと述べた教皇は、対話と和解への希望が消え去り、「世が与えるような」平和が踏みにじられ、大きな試練に遭う時でさえ、「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える」(ヨハネ14,27)と言われたキリストの言葉をすべての人にもたらすようにと願われた。
教皇はバチカンの外交に携わる者の、カトリック共同体のためだけでなく、特定の国に暮らす、あるいは様々な国際機関に参加する、全人類の善を守るという、特別な任務を指摘。
人権、とりわけ信教の自由といのちの権利を守るために、人間の尊厳の保護、人々と共同体の発展、国際協力の道を示して欲しいと励まされた。
対立を作り上げることだけが、人々の必要や要望への唯一の対処方法のごとく思われている緊張に満ちた世界にあって、対話、傾聴、和解に力を尽くすことがたとえ無意味に感じられることがあっても、落胆せず、恐れることなく、キリストの平和の賜物を信頼をもって祈り求め続けようと教皇は招かれた。
