教皇、イラクの衝突に対話と兄弟愛強調
教皇フランシスコは、イラク・バグダッドでの暴力的衝突に、対話と兄弟愛の必要を呼びかけられた。
教皇フランシスコは、8月31日(水)の一般謁見で、イラク首都バグダッドでの激しい衝突に言及された。
ここ数日バグダッドで起きた暴力的な衝突に教皇は憂慮を表明、イラクの人々に平和がもたらされるよう神に祈られた。
教皇は、昨年行われたイラク訪問の際、生活の正常化と様々な宗教共同体の平和的共存に対する人々の大きな願いを身近に感じたことを思い起こされた。
そして、今日の困難に立ち向かい、皆の願望をかなえるためには、対話と兄弟愛こそが最も確かな道である、と強調された。
バグダッドでは、イスラム教シーア派指導者サドル師の政治活動からの引退宣言後、サドル師の支持者らが、政府機関や大使館が集まる「グリーンゾーン」に乱入。治安部隊との激しい衝突により、死者30人、負傷者数百人を出した。混乱を受け、サドル師は支持者たちに抗議行動からの撤収を指示した。
31 8月 2022, 12:24