検索

教皇フランシスコとバイデン米大統領 2024年6月14日 イタリア・プーリアG7サミットで 教皇フランシスコとバイデン米大統領 2024年6月14日 イタリア・プーリアG7サミットで 

教皇フランシスコに米大統領自由勲章

教皇フランシスコはバイデン米大統領との電話会談で、教皇への「大統領自由勲章」の授与を伝えられた。

 教皇フランシスコは、1月11日、バイデン米大統領と再び電話会談を持った。この中でバイデン氏から教皇への「大統領自由勲章」の授与が伝えられた。

 教皇は、昨年12月9日、バイデン大統領と電話で会談。任期終了前の同大統領のローマ訪問に伴い、1月10日にバチカンで教皇との私的な会見が行われる予定であった。しかし、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の大規模な山火事のため、バイデン氏のローマ訪問は取り止めとなった。

 このたび、教皇フランシスコに授与されたのは、文民に贈られる最高位の「大統領自由勲章」に栄誉章が付いたもの。

 その授与の理由として、「アルゼンチンで声なき人々や弱い立場に置かれた人々に尽くし、教皇登位後も、貧しい人々への奉仕をやめることはなかった。愛情深い司牧者として、神に対する子どもたちの問いに喜びをもって答え、刺激的な教え手として、平和のために取り組み、地球を保護するようわれわれを励ました」ことなどを挙げ、「何よりも人民の教皇として、信仰、希望、愛の光を世界に輝かせた」ことを強調している。

 米大統領がローマ教皇に名誉勲章を贈った前例として、2004年6月4日、バチカンを訪問した当時のジョージ・W・ブッシュ大統領からの教皇ヨハネ・パウロ2世への自由勲章の授与がある。

12 1月 2025, 09:36