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ローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院と聖ヨハネ・パウロ2世像 ローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院と聖ヨハネ・パウロ2世像  (AFP or licensors)

教皇の容体は安定、新たな危機的エピソードなし

入院中の教皇フランシスコの3月4日(火)の容体についてバチカン広報局が声明した。

 VATICAN NEWS

 呼吸器感染症のためローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院に入院中の教皇フランシスコの3月4日(火)の容体について、同日夜、バチカン広報局は次のように発表した。

 「本日の日中、教皇の臨床状態は安定を維持していた。

 呼吸不全、気管支痙攣のエピソードは見られなかった。

 発熱はなく、常に意識清明で、治療に協力的であり、見当識を保たれていた。

 今朝は、高流量酸素療法に切り替えられ、呼吸理学療法を受けられた。

 予定どおり、今夜から明日の朝まで、非侵襲的人工呼吸が再開される。

 今後の見通しは慎重を要する。

 教皇は日中、祈りと休息を交互に行われ、この朝、聖体を拝領された。」

 教皇の全身的な臨床像は、心臓、腎臓、血液の数値を含めて安定している。教皇が罹患したような肺炎のケースにおいて、気管支痙攣の頻度は予想外ではない。しかし、全体的な状況は依然複雑である。

04 3月 2025, 20:34