レオ14世、ジェナッツァーノの善き勧めの聖母巡礼聖堂を訪問
教皇レオ14世は、選出後初めての外出として、ローマ近郊、ジェナッツァーノにある善き勧めの聖母巡礼聖堂を訪問した。
教皇レオ14世は、5月10日午後、ローマ近郊、ジェナッツァーノにある善き勧めの聖母巡礼聖堂を訪問した。
新教皇が初めての外出先に選んだ同聖堂は、「善き勧めの聖母」と呼ばれるアルバニアからもたらされた古い聖母画を保管する歴史ある聖母巡礼地。聖アウグスチノ修道会は1200年代からこの聖堂を守ってきた。
アウグスチノ会士であるレオ14世は、「善き勧めの聖母」と深く結ばれており、以前から、ローマ滞在の機会などに、この聖堂を訪れていた。
ちなみに、聖アウグスチノ修道会において、レオ14世がかつて所属していたシカゴを中心とする管区は、「善き勧めの聖母管区」と呼ばれている。
同聖堂は、歴代教皇ともゆかりが深く、レオ13世はこの聖堂に「小バジリカ」というタイトルを与えた。ヨハネ23世、ヨハネ・パウロ2世もこの地を訪問しているほか、ベネディクト16世も枢機卿時代に同聖堂を巡礼した。
レオ14世は、「善き勧めの聖母」の祭壇で長い祈りを捧げた後、地元の聖アウグスチノ共同体や信者らと交流され、「ペトロの後継者としてミッションを前進させるという、教会がわたしに与えた新しい任務を前に、ここに来る必要を大いに感じていました」と話された。
教皇は、ジェナッツァーノの人々に、この地に「善き勧めの聖母巡礼聖堂」があることは皆さんにとって大きな恵みであると同時に、「ご自分の子らを決して見捨てない御母に、自分たちも忠実に従い、倣う」という意味で大きな責任でもあると語り、励ましと共に、一同に祝福を与えられた。
11 5月 2025, 07:34
