レオ14世、カステルガンドルフォを訪問
教皇レオ14世は、ローマ近郊カステルガンドルフォを訪れ、教皇離宮の庭園内に故教皇フランシスコの意志により設けられたスペース「ボルゴ・ラウダート・シ」をご覧になった。
教皇レオ14世は、5月29日、ローマ近郊カステルガンドルフォの教皇離宮を訪問された。
現地に到着された教皇は、ファビオ・バッジョ枢機卿と、「ボルゴ・ラウダート・シ」プロジェクトの実行委員長、マヌエル・ドランテス神父に迎えられた。
レオ14世は、多くの教皇たちに祈りや観想の場として愛された、おとめマリアの庭園に赴かれた。
続いて、教皇はベルヴェデーレ庭園を訪れ、完成間近のスペース、「ボルゴ・ラウダート・シ」を見学された。
「ボルゴ・ラウダート・シ」は、教皇フランシスコが2023年2月2日に発した2つの教令をもって始められたプロジェクトで、エコロジー的回心をテーマにした同教皇の回勅「ラウダート・シ」の精神に沿い、統合的エコロジーを推進し、環境を保全し、人間の尊厳を保護する教会のミッションに形を与えるものとして計画された。
この後、教皇は庭園内のクリプトポルティコ(アーチ型の天井に覆われた古代ローマ時代の回廊)や、ローマ皇帝ドミティアヌス(在位81-96)の謁見の間などの遺跡をご覧になった。これらの場所は、1944年、第二次世界大戦中のカステッリ・ロマーニ地方への空爆で家を失った人々、1万2千人以上に避難所を提供した教皇ピオ12世の勇気ある行動を思い出させるものでもある。
最後に、レオ14世は教皇宮殿と、歴史あるヴィッラ・バルベリーニを訪れ、バチカンに戻られた。
29 5月 2025, 22:07
