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教皇、ウクライナのギリシャ典礼カトリック教会の巡礼団と

教皇レオ14世は、ウクライナのギリシャ典礼カトリック教会の巡礼団とお会いになった。

 教皇レオ14世は、6月28日、ウクライナのギリシャ典礼カトリック教会(ウクライナ東方カトリック教会)の巡礼団とお会いになった。

 ウクライナと他の国々から聖年のためにローマに集った、ウクライナ・ギリシャ典礼カトリック教会の信者たち、およそ4000人は、この朝、バチカンの聖ペトロ大聖堂に向けて、十字架を先頭に巡礼の行列を行った。

 レオ14世は大聖堂内で、ウクライナの信者たちに歓迎の挨拶をおくられた。

 皆さんの巡礼は、信仰を新たにし「あざむくことのない希望」を証ししたいとの熱望の表れである、と述べた教皇は、聖年は全人生を通して、たとえ困難を前にした時にも、こうした希望の巡礼者となるようにとわたしたちを招いている、と話された。

 聖年の扉に向けたローマへの旅は、永遠へと続く日々の歩みの象徴であり、その永遠において主は涙をことごとくぬぐわれ、そこにはもはや死も、悲しみも、嘆きも、労苦もない(参照 ヨハネの黙示録21,4)と教皇は語られた。

 すべての時代は、それぞれの困難や問題を抱えているが、それはまた神への完全な信頼と委託のうちに成長する機会でもあると教皇は指摘。

 ウクライナの人々の信仰は今、辛い試練に直面し、多くの人が「主よ、なぜこうしたことが起きるのですか」と問いをなげかけたことだろう、と人々の状況に思いを寄せつつ、信じるとはすぐにすべての答えを得ようとすることではなく、神は一緒におられ、その恵みをくださり、神は最後に勝利され、いのちは死に打ち勝つと、信頼することであると説かれた。

 教皇は、司牧者と信者が共に、わたしたちの希望、イエスを見つめながら歩むようにと励まされ、ウクライナの巡礼者たちを、御子の受難に一致された、希望の母、マリアの保護に託して祈られた。

28 6月 2025, 16:27