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8月の教皇の祈りの意向:共存のために

教皇レオ14世は、2025年8月の祈りの意向「共存のために」をテーマに、ビデオの中で祈りを唱えられている。

 カトリック教会は、毎月、「教皇の祈りの意向」を示し、教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いている。

 毎月の祈りの意向と共に発表されるビデオは、「教皇による祈りの世界ネットワーク」によって配布されている。今月のビデオは、Jesuit Communications Foundation (JesCom)の協力によって制作された。

 ビデオの中で、教皇レオ14世は、2025年8月の祈りの意向「共存のために」に沿って、まず基本となる祈りを、続いてこの意向を深めるために今回自ら書き下ろした祈りを、いずれも英語で唱えている。

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 教皇の2025年8月の祈りの意向と、その基本となる祈り、またその意向に沿って黙想を助けるための祈りは、次のとおり。

 8月の意向:「共存のために」

 基本の祈り:「共存することがより困難に見える社会が、民族的、政治的、宗教的、またイデオロギー的な理由による対立の誘惑に負けませんように。」

 黙想のための祈り:

 イエスよ、わたしたちの歴史の主よ、
 誠実な友、生ける現存よ、
 疲れを知らずわたしたちに会いに来られる方、
 あなたの平和を必要とするわたしたちがここにいます。

 わたしたちは恐れと分裂の時代に生きています。
 まるで自分たちしかいないかのように振る舞い、
 互いを隔てる壁を築き、
 自分たちが兄弟姉妹であることを忘れています。

 主よ、あなたの霊を遣わしてください。
 互いに理解し合い、耳を傾け合い、
 尊敬と思いやりをもって共に生きる望みを
 わたしたちの中に再び燃え立たせるために。

 対話の道を模索する勇気をお与えください。
 対立に兄弟愛の態度で答え、
 違いを恐れることなく他者に心を開く勇気をお与えください。

 わたしたちを橋を架ける者としてください。
 国境やイデオロギーを乗り越え、
 心の目で他者を見つめ、
 一人ひとりの中に侵すことのできない
 尊厳を認められるようにしてください。

 希望が花開くことができる場所、
 多様性が脅威ではなく、
 わたしたちをより人間らしくする豊かさとなる場所を
 創造できるようにお助けください。

 アーメン。

29 7月 2025, 18:21