教皇、カステルガンドルフォの庭園で貧しい人々と昼食
教皇レオ14世は、8月17日(日)カステルガンドルフォの教皇離宮庭園内の「ボルゴ・ラウダート・シ」で、貧しい人々と昼食を共にされた。
教皇は、同日午前、カステルガンドルフォに隣接する町、アルバーノ・ラツィアーレを訪問。ロトンダの聖母巡礼聖堂(サンタ・マリア・デッラ・ロトンダ)で、アルバーノ教区のカリタスで支援を受けている人々と、同カリタスのスタッフたちとミサを捧げられた。
ミサに続き、教皇は正午にカステルガンドルフォの教皇宮殿前の広場でお告げの祈りを唱えられ、この後、ミサの参加者らと共に昼食会が開かれる教皇離宮庭園に集った。
この日、カステルガンドルフォ周辺は、朝から時折雨の降る不安定な天候となったが、教皇との昼食会が始まる頃にはすっかり晴れ上がり、緑豊かな庭園の上に青空が広がった。
教皇は昼食を始める前に、原稿を用いずに、参加者らに挨拶を述べられた。
この中で教皇は、朝のミサでも体験したように、「パンを裂く」という深い意味のある行為を、ここでも皆で一緒にテーブルを囲みながら共に分かち合いたい、と話された。
教皇は、アルバーノ教区カリタス関係者のもてなしと、自然や、神の創造の美しさを思い出させる素晴らしい場所で、皆と分かち合いの機会を持てることに、心からの感謝を表された。
被造物の美しさに触れながら、教皇は、「最も美しい被造物とは、神の似姿に造られたもの、すなわち、わたしたち皆のことです」と述べ、「その意味において、わたしたち一人ひとりが神の姿を反映しています。各自の中の神の存在を常に思い出すことはどれほど大切なことでしょうか」と語られた。
そして、教皇は、昼食のために皆がここに集っていることは、交わりと兄弟愛のうちに神と一緒に生きることである、と強調された。
教皇は、改めてこの機会を準備したすべての関係者らに御礼を述べ、摂理から受け取った恵みに感謝しながら、この食事に神の祝福を願われた。
昼食のメニューには、地元産の食前酒や、地域のレストランが調理した品々が並び、それらは「ボルゴ・ラウダート・シ」のスタッフやボランティアの人々によって給仕された。
食事の終わりに、教皇は、共に過ごした時間と、主の恵みを皆で分かち合ったこの機会を改めて神に感謝され、参加者一同とその家族らに祝福をおくられた。
