2026年度世界平和の日テーマ:「武装しない、武装を解かせる平和へ」
2026年度「世界平和の日」の教皇メッセージのテーマが、教皇庁総合的人間開発省より発表された。
カトリック教会の2026年度「世界平和の日」に向けた、教皇レオ14世のメッセージのテーマが、教皇庁総合的人間開発省より発表された。
カトリック教会は、毎年1月1日を「世界平和の日」と定めている。この日は、戦争や分裂、憎しみや飢餓などのない、平和な世界について考え、その到来を祈願する。
来年の「世界平和の日」のために教皇レオ14世が選ばれたテーマは、《すべての皆さんに平和があるように「武装しない、武装を解かせる平和へ」(仮訳)》。
総合的人間開発省は声明の中で、このテーマについて、暴力と戦争の論理を退け、愛と正義に基づく、真の平和を受け入れるよう、全人類に呼びかけるもの、と述べている。
そして、その真の平和とは、恐怖や、脅威、軍備に基づくことのない、武装しない平和であるべきであり、同時に、対立を解消し、心を開かせ、信頼・共感・希望を生み出すことができる、武装を解かせる平和でなくてはならない、と説明。
平和を呼びかけるだけでは十分でなく、目に見える暴力、あるいは構造的な暴力など、あらゆる形の暴力を拒む生き方を体現するよう招いている。
「あなたがたに平和があるように」(参照 ヨハネ20,19)という復活されたイエスの言葉は、神の王国を築き、人間的で平和な未来を共に創造するようにとの、信者、信者でない人、政治責任者、市民ら、すべての人に向けた招きであると、総合的人間開発省の声明は述べている。
26 8月 2025, 16:36
