80回目原爆忌:レオ14世「相互破壊の脅威に基づく幻の安全から対話の実践へ」
教皇レオ14世は、8月6日(水)バチカンで開かれた一般謁見で、広島と長崎への原爆投下80年に言及、この悲劇的な出来事を戦争、特に核兵器による破壊に対する普遍的な警告として示された。
教皇レオ14世は、8月6日(水)、バチカンの聖ペトロ広場で行われた一般謁見で、この日、広島への原爆投下から80年が経ったことに言及。
3日後に長崎でも80回目の原爆忌を迎えることに触れながら、相互破壊の脅威に基づく安全保障の幻想から、対話の実践へと訴えられた。
教皇レオ14世のアピールは以下のとおり。
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「日本の広島への原爆投下から今日で80年が経ちました。そして3日後、わたしたちは長崎への原爆投下をも思い起こします。
原爆により肉体的、精神的、社会的な影響を被ったすべての方々にわたしの祈りをお約束したいと思います。
年月は過ぎても、この悲劇的な出来事は、戦争、特に核兵器による破壊に対する普遍的な警告をなしています。
強い緊張と流血の紛争に覆われた今日の世界で、相互破壊の脅威に基づく幻想に過ぎない安全保障が、法的な手段、対話の実践、兄弟愛における信頼に道を譲ることを祈ります。」
06 8月 2025, 12:03
