教皇レオ14世、アルメニア使徒教会のカレキン2世と会見
教皇レオ14世は、9月16日、アルメニア使徒教会における全アルメニアの最高総主教・カトリコス、カレキン(東アルメニア語:ガレキン)2世と、ローマ近郊カステルガンドルフォで会見した。
教皇レオ14世とカレキン2世とは今回が初めての出会いとなった。
カレキン2世は、2000年11月よりこれまで、すでに、ヨハネ・パウロ2世、ベネディクト16世、フランシスコの歴代教皇と、バチカンで、あるいは教皇の訪問先のアルメニアで(ヨハネ・パウロ2世2001年、フランシスコ2016年)で出会っている。
レオ14世は、16日、教皇離宮内のヴィッラ・バルベリーニに、カレキン2世率いるアルメニア使徒教会の使節を迎えた。教皇は前日夜からカステルガンドルフォを訪れていた。
アルメニア使徒教会・駐バチカン代表カジャク・バルサミアン大主教は、バチカン放送–バチカン・ニュース、アルメニア語課の電話インタビューに答えた。
それによれば、カレキン2世と教皇との出会いは、「兄弟的で和やかなものであり、その中では、いつくかの教会に関する問題を話し合った。総主教は特にアルツァフ(Artsakh)のアルメニア人の今後について強調した」という。
また、カレキン2世は、教皇レオ14世をアルメニアに招待した。
両者は平和の必要性をアピール。カレキン2世は、それは正義に基づく平和である、と強調した。
カレキン2世は、教皇レオ14世との出会いの後、バチカンで教皇庁キリスト教一致推進省長官クルト・コッホ枢機卿、および文化教育省長官ジョゼ・トレンティーノ・デ・メンドンサ枢機卿と会見。前日15日には、かつて駐アルメニア・バチカン大使であった、現・東方教会省長官クラウディオ・グジェロッティ枢機卿を訪問している。
16日の訪問先に、カレキン2世は、ローマの聖マリア大聖堂を加えることを希望。同大聖堂内で、故フランシスコ教皇の墓前と、「サルス・ポプリ・ロマーニ」の礼拝堂を訪れて祈った。
