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教皇レオ14世、イスラエルのヘルツォグ大統領と 2025年9月4日 バチカン宮殿 教皇レオ14世、イスラエルのヘルツォグ大統領と 2025年9月4日 バチカン宮殿  (@Vatican Media)

教皇レオ14世、イスラエル大統領と会見

教皇レオ14世は、イスラエルのヘルツォグ大統領と会見された。

 教皇レオ14世は、9月4日、バチカン宮殿で、イスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領とお会いになった。

 同日、ヘルツォグ大統領は、バチカンの国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿、および外務局長ポール・リチャード・ギャラガー大司教とも会見した。

 教皇と同大統領との会談、および、続く国務省での会談では、多くの紛争が続く中東の政治・社会情勢、特にガザ地区の悲惨な状況について話し合われた。

 国際社会の支援のもとに、対応する姿勢と勇気ある決断をもって、早期に交渉を再開し、それにより、すべての捕虜の解放の実現、急務である恒久的な停戦への到達、最も被害の大きい地域への人道支援の安全な搬入の促進、人道法および両国民の正当な願望の完全な尊重を達成することが望まれた。

 パレスチナの人々の未来と、地域の平和と安定をいかに保証するかが話される中で、教皇庁側は、この進行中の戦争からの唯一の出口として、二国家解決を改めて強調した。

 また、ヨルダン川西岸地区の現状、重要なエルサレム問題をめぐり言及があった。

 会談が続く中、教皇庁とイスラエル間の関係の歴史的価値について合意がなされたほか、国家当局と現地の教会との関係についての問題も取り上げられた。特に、キリスト教共同体の重要性、および現地と中東全域における人間的・社会的な発展、特に教育分野と社会的結束・地域安定の促進に寄与する、同共同体の取り組みに関心が向けられた。

04 9月 2025, 20:06