検索

教皇レオ14世、7人の新聖人の列聖ミサで 2025年10月19日 バチカン・聖ペトロ広場 教皇レオ14世、7人の新聖人の列聖ミサで 2025年10月19日 バチカン・聖ペトロ広場  (@Vatican Media)

教皇、ミャンマーに平和のための建設的対話アピール

教皇レオ14世は、「世界宣教の日」に行われた列聖ミサの後半、お告げの祈りを唱えられた。

 カトリック教会の「世界宣教の日」が行われた11月19日、教皇レオ14世は、バチカンで捧げられた7人の新聖人のための列聖ミサの終りに、お告げの祈りを唱えられた。

 祈りに先立つ言葉で、教皇は「聖性の祝祭」であるこの列聖式に参加したすべての人々に心からの挨拶をおくられた。

 教皇は同日記念された「世界宣教の日」に触れつつ、「教会とはその全体が宣教的存在である」と強調。「特に今日、福音をもたらすためにすべてを置いて出発した人々のために祈ろう」と招かれた。

 そして、これらの「人々の間にあって希望を伝える宣教者たち」を主が祝してくださるようにと祈られた。

 また、教皇はミャンマーの情勢に言及。続く武力衝突や空爆、民間人や人々のライフラインに対する攻撃など、同国からのニュースは残念ながら痛ましいものである、と話された。

 暴力や、不安、多くの困難に苦しむ人々に、教皇は寄り添いを表明。

 ただちに効果的な停戦が実現するようアピールを新たにすると共に、「包括的かつ建設的な対話を通して、武器が平和に道を譲ることができるように」と祈られた。

 そして、教皇は、聖地や、ウクライナ、その他の紛争地の平和を願う絶え間ない祈りを、聖母マリアとこの日列聖された聖人たちの取り次ぎに託しながら、公正で恒久の平和追求のために、すべての責任者に知恵と忍耐力を授けてくださるようにと、神に祈り求められた。

20 10月 2025, 16:55

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

最新のアンジェルス/レジナ・チェリ

すべて読む >