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教皇:聖母に神の救いの計画への信頼を学ぶ

教皇レオ14世は、ローマ市内の「ポンペイのロザリオの聖母と聖ペトロ・シャネル教会」で、夕べの祈りをとり行われた。

 教皇レオ14世は、10月 6日夕方、ローマ市内の教会で、夕べの祈りをとり行われた。

 教皇が訪問された「ポンペイのロザリオの聖母と聖ペトロ・シャネル教会」は、オーストラリアのカトリック教会が所有する巡礼者のための宿泊施設「ドムス・オーストラリア」の一角を占めている。

 同宿泊施設の建物および教会はマリスト会のものであったが、今世紀初頭、オーストラリアの教会の所有となった。同教会には、マリスト会の司祭・宣教者でオセアニアのフツナ島で殉教した聖ペトロ・シャネルや、オーストラリアの最初の聖人、聖メアリー・マキロップ修道女らの聖遺物が保管されている。

 また、聖堂内には、1800年代後半、福者バルトロ・ロンゴ(2025年10月19日に列聖が予定されている)が、マリスト会の司祭らに贈った「ポンペイのロザリオの聖母」の複製聖画が飾られている。

 同教会を訪問されたレオ14世は、修復が終わったばかりの同教会の「ポンペイのロザリオの聖母」画を祝別。

 そして、10月7日のロザリオの聖母の祝日を前に、ローマ在住のオーストラリア・カトリック共同体や、同施設の宿泊者、また巡礼者らと共に、第一晩課をとり行われた。

 教皇はこの祈りの集いの説教で、聖母は「神がいつ、どのようにご自分の民を救われるのかを、正確には知らなかったが、神の御心に従って生き、神がご自身の計画に従って民を救われると信頼していた」と話された。

 「神が働かれるタイミングは常に完璧」であり、神は「常にわたしたちを救い、解放するために来られる」と教皇は強調。神の救いの御業に「常に信頼と感謝の念を抱く」ことをマリアから学ぶようにと招かれた。

07 10月 2025, 14:33