教皇レオ14世、中東二カ国訪問へ、トルコへ向けて出発
教皇レオ14世は、トルコ共和国(Republic of Türkiye) とレバノン共和国(Republic of Lebanon )の、中東2カ国訪問のため、11月27日(木)早朝、最初の訪問先トルコに向けて出発された。
この訪問は、レオ14世にとって初めての海外訪問となる。
トルコへの訪問(11月27日–30日)は、ニケア(ニカイア)公会議から1700年を記念するもので、エキュメニカルな性格を持つものであると同時に、諸宗教間対話を促すものでもある。
一方、レバノンへの訪問(11月30日–12月2日)は、ここ数年多くの困難を抱えながらも危機から脱する努力を続ける同国に、励ましと希望をもたらし、カトリック教会の連帯を伝えることを目的としている。
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教皇は、イタリア時間27日午前7時、バチカンを後にし、午前7時58分、ローマのフィウミチーノ国際空港から、最初の訪問国トルコの首都アンカラに向けて特別機で出発された。
教皇と教会関係者、記者団を乗せた機内では、レオ14世が所属する聖アウグスチノ修道会が管理するローマ近郊ジェナッツァーノの「善き勧めの聖母巡礼聖堂」の聖母子画を教皇の座席前に見ることができる。レオ14世は、教皇に選出されて間もない今年5月10日、初めての外出先として同聖堂に赴かれ、祈りを捧げている。
レオ14世のトルコ訪問のモットーは「唯一の主、唯一の信仰、唯一の洗礼」。
レオ14世は、前任の教皇フランシスコが2014年のトルコ訪問後、ニケア公会議開催1700周年を機会に再び同国を訪れたいと表明していたその希望を、今回自ら受け継ぐことになった。
かつてニカイアと呼ばれたトルコ西北イズニクへの訪問で、レオ14世は、正教会のコンスタンティノープル総主教バルトロメオス1世をはじめ、諸キリスト教教会の代表らと共に、聖ネオフィトス大聖堂の遺跡のそばでエキュメニカルな祈りの集いを行う予定。
