教皇、モンテファルコへ、アウグスチノ会の修道女らとミサ
Vatican News
教皇レオ14世は、11月20日、イタリア司教協議会総会の閉会をとりおこなうためイタリア中部ウンブリア州アッシジを訪問。続いて、同州モンテファルコへと向かわれた。
「モンテファルコの聖キアラ」(1268−1308)に捧げられた修道院と聖堂を訪れた教皇は、アウグスチノ会の修道女らに迎えられた。
教皇は旧知の修道女たちと和やかな対話の時間をもたれ、聖堂で共同体のためにミサを司式された。
ミサ終了後、教皇は聖堂の袖廊(トランセプト)にある、モンテファルコの聖キアラの墓前を訪れ、祈りを捧げられた。
そして、修道院の食堂で修道女らと昼食を共にされたレオ14世は、皆に祝福を与えられ、モンテファルコを後にされた。
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モンテファルコの聖キアラ修道院は、1290年の創立以来、アウグスチノ会の女子修道院として長い歴史を持つ。
教皇レオ14世は、かつてアウグスチノ会の司祭、また同会の総長として数回にわたり同修道院を訪れている。
同修道院の院長クリスティーナ・ダグアーティ修道女によれば、教皇レオ14世の訪問は、深い祈りの雰囲気をもたらし、共同体は教皇と家族的で簡素な素晴らしい時間を過ごしたという。
同院長は、教皇レオ14世が語る、モンテファルコの聖キアラとご自身との深い絆に驚かされたと話した。教皇は修道女らに、米国にはモンテファルコの聖キアラに捧げた教会がいくつかあること、ご自身は同聖女に捧げた教会で誓願や助祭叙階など、生涯で重要な時を過ごしたことを語られたという。
ダグアーティ院長は、これらの話は知らなかったが、レオ14世の誕生日、9月14日が「十字架称賛」の祝日で、モンテファルコの聖キアラが別名「十字架の聖キアラ」と呼ばれていることを思えば、その「友情」は想像できる、と話した。
