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教皇:2033年の贖いの聖年に向かって一致への歩みを

教皇レオ14世は、トルコ・イスタンブール市内のシリア正教会で、キリスト教諸教会の指導者・代表らと共に、非公開のミーティングを行われた。

 教皇レオ14世は、11月29日、トルコ共和国訪問3日目午前、イスタンブール市内のシリア正教会、モル・エフレム教会を訪れ、キリスト教諸教会の指導者・代表らと共に、非公開のミーティングを持たれた。

 この会合は、前日28日、ニケア公会議1700周年を記念してトルコ西北イズニクで行われた、エキュメニカルな祈りの集いに続いて催された。

 教皇は、シリア正教会総主教モル・イグナティウス・エフレム2世に迎えられ、聖堂内でキリスト教諸教会の出席者らとお会いになった。

 聖霊を祈り求める賛歌に続き、諸教会のリーダーたちは円卓につき、非公開で発言が行われた。

 バチカン広報局によれば、教皇レオ14世はこの会合の最後に挨拶を行われ、すべての参加者に感謝を述べられた。

 教皇は、ニケア公会議と前日の記念行事の価値について再び言及したが、その中心にあるものは受肉の福音であった。

 教皇は、今回のような新たな出会いが、出席できなかった教会との間にも生まれるように祈りを願い、自らも祈ることを約束された。

 また、福音宣教、福音の告知の優先性を強調。キリスト者間の分裂が証しを妨げていると指摘された。

 最後に、教皇は、2033年の贖いの聖年に向かう霊的な旅を共に歩むように呼びかけ、イエスが弟子たちと最後の晩餐を共にし、弟子たちの足を洗った場所、また聖霊降臨の場所であるエルサレムの高間を目指す旅、完全な一致へと至る旅へと招かれた。

 そして、レオ14世はご自身の司教モットー「唯一のキリストの中に、わたしたちは一つ」を引用された。

 

29 11月 2025, 22:21