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レオ14世、バチカンの聖マルティノ診療所を訪問

教皇レオ14世は、貧しい人々のための医療施設、バチカンの聖マルティノ診療所を訪問された。

 教皇レオ14世は、11月14日、バチカンの聖ペトロ広場の柱廊脇にある聖マルティノ診療所を訪問された。

 「聖マルティノ診療所」は貧しい人々のための医療施設で、2015年に前教皇フランシスコの強い願いによって創設された「いつくしみの聖母診療所」に隣接してこのたび開所した。

 聖マルティノ診療所の新設は、特にX線撮影など、医療機器による検査を充実させ、診察用スペースを増設することで、10年前から奉仕を続けるいつくしみの聖母診療所の活動を助け、より多くの人の健康維持に役立つことを目的としている。

 教皇レオ14世は、この訪問をもって新診療所の開所式を行われた。

 レオ14世は、教皇庁支援援助省長官コンラート・クライェフスキ枢機卿の案内を受けながら、二つの診療所を見学され、ボランティアの医師や看護師たち、またバチカン市国の保健・医療責任者らの話に耳を傾けられた。

 同日14日から16日まで、バチカンで「貧しい人々の聖年」が記念される中、「いつくしみの聖母診療所」では診療時間を増やして診察にあたっている。同診察所では毎月約2千人が無料で診察を受けており、この朝も教皇の訪問前にすでに65人が診療所を訪れた。同診療所がケアする患者数はおよそ1万人で、その出身国は139カ国に及ぶ。これらの人々の診療は、約120人のボランティアの医師や、看護師、医療技師らによって支えられている。

16 11月 2025, 10:23