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レバノン:教皇、ベイルートの官邸に大統領訪問

レバノンに到着した教皇レオ14世は、ベイルート市内の大統領官邸にアウン大統領を表敬訪問された。

 教皇レオ14世は、11月30日午後、レバノン首都ベイルートに到着、3日間にわたる同国訪問を開始された。

 ラフィク・ハリリ国際空港での歓迎式に続く、最初の公式行事として、教皇はベイルート市内の大統領官邸にジョセフ・アウン大統領を表敬訪問された。

 降りしきる雨にも関わらず、教皇は官邸に向かう道のりで、鈴なりの人々から熱い歓迎を受けられた。

 官邸前では、太鼓のリズミカルな音と共に、中東の伝統舞踊「ダブケ」が力強く披露され、正面の外壁には、平和への願いと、教皇の訪問への歓迎を表す映像が投影された。

 到着された教皇は大統領の出迎えに続き、レバノンの国民議会のナビーフ・ビッリー議長、そしてナウワーフ・サラーム首相と相次ぎ会見された。

 教皇は、聴覚障害者のグループによる声と手歌を組み合わせたコーラスに耳を傾けられた後、「友情の杉」の苗に水を注がれた。

 この訪問でレオ14世は、官邸の芳名帳に「レバノン国民にすべての善がもたらされますように。平和の訪れを祈ります」と記された。

01 12月 2025, 13:17