レオ14世、グアダルーペの聖母マリアに捧げるミサ
教皇レオ14世は、12月12日、「グアダルーペの聖母マリア」の日、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサをとり行われた。
レオ14世は、ラテンアメリカの保護者、グアダルーペの聖母に捧げるこのミサを、スペイン語で行われた。
教皇は説教で、人生に入り込んだ神の言葉によって、自らを変えていく人々の力強い姿を体現する存在としてマリアを観想。
抑えがたい炎のように、神の御言葉はわたしたちに、与えられた賜物の喜びを分かち合うよう促されるが、マリアは生涯を通して、人間の喜びが足りないところ、ぶどう酒が尽きたところに、この喜びをもたらした(参照 ヨハネ2,3)と話された。
このように、マリアはテペヤックでフアン・ディエゴの前に姿を現して語りかけることで、アメリカ大陸の人々の心に、神に愛されているという喜びを呼び覚ました、と教皇は強調。
絶え間ない紛争、不正義、そして救いを求める人々の苦しみのただ中で、グアダルーペの聖母は、「あなたの母であるわたしがここにいるではありませんか」と、神が約束された忠実を思い出させる、そのメッセージを響かせている、と語られた。
そして、「母よ、あなたのお心が望まれるような子となるために、わたしたちは何をしたらいいでしょうか」と尋ねるわたしたちに、「この人(イエス)が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」(ヨハネ2,5)と、マリアは優しく答える、と教皇は話された。
教皇は聖母に「あなたの子となることを望む国々に、世界を和解不可能な派閥に分断することのないように、憎しみで歴史に傷をつけないように、偽りによって記憶が刻まれることがないように教えてください。権力は支配ではなく、奉仕として行使されるべきであることを示してください」と願われた。
こうして教皇は、すべての人々のいのちと尊厳、若者、家庭、教会、福音宣教、そしてご自身の任務を、聖母に託して祈られた。
