アルジェリア:教皇、聖アウグスティヌスゆかりの地アンナバへ
教皇レオ14世は、アルジェリア訪問2日目、4月14日、聖アウグスティヌスゆかりの地、アンナバに向かわれた。
アルジェリア東北部、地中海に面した都市アンナバは、紀元前12世紀頃、フェニキア人により植民地として建設された、非常に古い歴史を持つ。
かつて、ヒッポ(ヒッポ・レギウス)と呼ばれたこの地は、ローマ帝国の時代、その貿易港を通して目覚ましい経済発展を遂げた。3世紀には既に司教座が置かれ、聖アウグスティヌスは、396年から430年に帰天するまでここで司教を務めた。
聖アウグスティヌスが亡くなったその年、ヒッポはガイセリック率いるヴァンダル族に包囲され、一時期、ヴァンダル王国の首都となった。ヴァンダル戦争中の533年、東ローマ帝国の将軍ベリサリウスによって都市は奪還された。最終的に7世紀、ウマイヤ朝の支配のもと、アンナバという名前で再建された。
今日、アンナバには、ローマ時代の遺跡(柱廊に囲まれた広場、劇場、市場、浴場等)や、キリスト教時代の遺跡(聖アウグスティヌスが司牧を行ったとされるバシリカやそれに隣接する洗礼堂等)が残されている。
同日午前、アンナバに到着された教皇は、遺跡地区を訪問。
あいにくの雨風の中、訪問のコースは短縮され、歓迎行事はテントの下で行われたが、教皇は感慨深い面持ちで遺跡に立たれ、その一角で花輪と祈りを捧げられた。
続いて、教皇はボーイスカウト会員たちと協力し、平和の象徴として、オリーブの苗を植樹された。
教皇はアンナバの音楽院の生徒たちの演奏に耳を傾けられ、拍手を送られた。
この後、教皇は遺跡地区を見下ろす小高い丘の上にある高齢者施設を訪問。さらに、同じ丘の上にそびえる聖アウグスティヌス聖堂でミサを捧げられた。
