赤道ギニア:「神の愛から除外される人はいない」教皇、受刑者らに
教皇レオ14世は、赤道ギニア訪問2日目、4月22日午後、大陸部地域(リオ・ムニ)東部モンゴモから、西部バタに向かわれた。
バタは、赤道ギニア大陸部のギニア湾に面したリトラル県の県都。
教皇は同日午前、モンゴモのカテドラルでミサを司式した教皇は、午後、空路でバタに移動、同地の刑務所を訪問された。
バタの刑務所は、同国内では等級が高く、セキュリティが厳しいことで知られる。
教皇と受刑者らとの出会いが始まると同時に、会場となった刑務所の広場は、熱帯性の通り雨に見舞われた。
教皇は受刑者らに、「雨を神の恵みのしるしという地域もあります。そうであるように祈りましょう。そして、この瞬間を、決してわたしたちを見捨てない神の寄り添いのしるしとして受け取りましょう」と語りかけられた。
「今日は皆さんにとてもシンプルなことをお伝えしたいのです」と述べた教皇は、「神の愛から除外される人は一人もいません。わたしたち一人ひとりが、それぞれの人生の中で過ちや苦しみを抱えていても、主の御目にはかけがえのない存在なのです」と話された。
教皇は「真の正義とは、罰を与えることよりも、被害者と、加害者、そして悪によって傷つけられたコミュニティの生活再建を何よりも重視するものです。和解なくして正義はあり得えません」と強調。
不正義によって引き起こされた傷を予防・修復することは非常に大きな課題であり、その一部は刑務所内で行うことができるが、さらに大きな部分は国全体が関与しなければならないと述べられた。
「皆さんは一人ではありません。家族は皆さんを愛し、帰りを待っています。そして、この壁の外では、多くの人が皆さんのために祈っています。たとえすべての人から見捨てられたと思っている人がいたとしても、神は決して皆さんを見捨てられません。そして、教会は皆さんのそばにいるでしょう」と、教皇は受刑者らを勇気づけられた。
また、教皇は刑務所で働く人々、所長をはじめ、刑務官、刑務所付き司祭らにも感謝を表された。
「神は飽くことなくゆるされます。過ちを認め、変わりたいと願う人に、常に新たな扉を開いてくださいます。過去に囚われて未来への希望を失わないでください。毎日が新たな始まりになるのです」と教皇は話された。
教皇は、聖母マリアに受刑者への寄り添いと、その家族たちへの保護を願われた。
「転んでも立ち上がる人は、前よりいっそう強くなるということを忘れないでください」と教皇は呼びかけ、主が受刑者らに平安と希望、再び立ち上がる力を授けてくださるよう祈られた。
この集いで、受刑者から教皇に十字架が、教皇から受刑者たちにはアッシジの聖フランシスコの像が贈られた。
