「木は実を結ぶことだけでなく実の質が重要」教皇、赤道ギニアの大学で
教皇レオ14世は、赤道ギニア訪問初日、4月21日、マラボの赤道ギニア国立大学のキャンパスで文化界の代表らとの出会いを持たれた。
このたびマラボ南西のバスプ地区に赤道ギニア国立大学の施設として新キャンパスが完成。この新キャンパスは今年2月、赤道ギニア政府によって教皇レオ14世の名を冠することが決定された。
そして教皇レオ14世の同国訪問に合わせ、この日、同大学「キャンパス“レオ14世”(Campus“León XIV”)」の開校式が行われた。
教皇は、大学関係者や、赤道ギニアの文化界を代表する人々、そして学生たちを前に挨拶をおくられた。
教皇は、新キャンパスにご自身の名が冠されたその厚意に感謝を述べつつ、「このような栄誉はわたし個人を超えたものであり、むしろわたしたちが共に伝えたく願う価値観を象徴するものであると認識しています」と話された。
大学のキャンパスの新設は、単なるスペースの拡大という運営・設備上の行為ではなく、新しい世代の育成に賭けるという、また真理を追求し共通善に役立てようとする、人類に対する信頼の行為である、と教皇は述べた。
教皇は、赤道ギニアの国樹、カポックの、深く根を張り、忍耐と力強さをもって上へと成長し、多くの豊穣さをもたらすその性質に触れ、この木の雄大さ、幹の堅牢さ、枝の広がりは、大学という機関がどうあるべきかを象徴しているように思われると指摘。
大学は、真摯な研究、民の生きた記憶、真理のたゆまぬ探求に根差してこそ、堅固に成長し、歴史的事実との繋がりを失うことなく発展し、職業上の成果をもたらす手段だけでなく、生きるための理由、識別における基準、奉仕に対する動機を新しい世代に提供することができる、と述べられた。
また、教皇は、キリスト教的伝統に照らして観想すべきもう一つの木として、「十字架の木」を提示。
キリストの贖いのしるしであるその木は、知るという行為は現実に心を開き、その意味を受け入れ、その神秘を心に留めることであると教えながら、超越する真理に心を開かせると説かれた。
さらに教皇は、木が実を結ぶだけでは十分ではないと述べ、「木は実によって見分けられる」(参照 マタイ7,20)ように、その実の質が重要であると話された。
教皇は、「ここで何世代もの人々が、真理によって形作られ、自らの存在を他者への贈り物へと変えることができるならば、カポックはその雄弁な象徴として立ち続け、この土地の最良の部分に根ざし、知識によって高められ、赤道ギニアに栄光をもたらしながら、全人類を豊かにするだろう」と大学関係者や学生たちをを励まされた。
