教皇、チャドとマリの情勢を憂慮、平和への努力呼びかける
教皇レオ14世は、5月10日、バチカンで行われた日曜正午の祈りで、アフリカのサヘル地域、特にチャドとマリにおける情勢に言及された。
チャドでは、数週間前、東部ワジ・フィラ州で部族間の衝突が発生。以前から緊張状態にあった同地域で、この暴力は2日間で死者42人、負傷者10人以上をもたらす惨事となった。
一方、マリでは、アルカイダ系イスラム過激派組織による新たな攻撃により、ここ数日間で少なくとも70人が死亡したことが、地元の報道や治安部隊の報告で明らかになっている。
教皇は、これらの国々での暴力の増加に懸念を表明。犠牲者のために祈り、苦しむすべて人に寄り添いを伝えると共に、あらゆる形の暴力の終結を願いつつ、平和と発展に向けたあらゆる努力を励まされた。
また、教皇は、5月10日は「コプトとカトリック友好の日」であることを紹介。コプト正教会の教皇タワドロス2世に兄弟愛を込めて挨拶をおくり、全コプト教会のために祈られた。
続いて、教皇は、ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船「ホンディウス」の入港を受け入れたスペイン領カナリア諸島の人々に感謝を表された。来月、スペイン司牧訪問でカナリア諸島に赴かれる教皇は、訪問を前に、人々との出会いを楽しみにしている旨を述べられた。
世界の多くの国々で「母の日」が記念されたこの日、教皇はすべてのお母さんたちに特別な思いを向けられた。教皇は、「イエスの母であると同時に、わたしたちの母でもある聖母マリアの取り次ぎを通して、すべてのお母さん、特に困難な状況にあるお母さんたちのために、愛情と感謝を込めて祈りましょう」と招き、お母さんたちに祝福をおくられた。