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教皇:まだ間に合う、破壊からいのちのため、被造物を守るためへ

カトリック教会の「被造物を大切にする世界祈願日」、教皇レオ14世はカステルガンドルフォの教皇離宮内の「ボルゴ・ラウダート・シ」でミサを捧げられた。

 教皇レオ14世は、9月1日、カステルガンドルフォの教皇離宮内の「ボルゴ・ラウダート・シ」で「被造物を大切にする世界祈願日」のミサを捧げられた。

 カトリック教会は、毎年9月1日(日本の教会では9月第1日曜日)、「被造物を大切にする世界祈願日」を記念する。

 また、同日からアッシジの聖フランシスコの日である10月4日まで、様々なキリスト教教会の参加のもと、被造物保護のためのエキュメニュカルな取り組み「被造物の季節」が記念される。

 レオ14世によるミサが行われた「ボルゴ・ラウダート・シ」は、前教皇フランシスコの回勅『ラウダート・シ』の精神に沿い、統合的エコロジーを推進し、環境を保全し、人間の尊厳を保護する教会のミッションに形を与えるものとして計画され、教皇離宮庭園内に設けられた複合スペース。

 「ボルゴ・ラウダート・シ」の「おとめマリアの庭園」でとり行われたこのミサには、教皇離宮の職員や、庭園のために働く人々およそ270人が参加した。

 ミサの説教で教皇は、この日から5週間にわたって続く、「共に暮らす家」である地球を守るための祈りと取り組みの期間「被造物の季節」に言及。

 これらの日々を迎えるにあたり、日常のあわただしさからしばし離れ、わたしたちもその一部である大いなる調和を味わい、人間の営みの音を「サイレントモード」に切り替え、万物の創造主である神がわたしたちに語りかける、被造物の美しい声に耳を傾けよう、と招かれた。

 そして、主との出会いを促すこの観想的な実践が、「イエス・キリストとの出会いによって、わたしたちのまわりの世界との関係にはっきりと表される、真のエコロジー的回心」への初めの一歩となることを願われた。

 神の創造について深く考え、創造主と出会うことを通して、神の素晴らしいご計画の中でわたしたちが特別な役割、すなわち、本来の調和を守るための個人的および集団的な責任を託されていることを認識するようになるだろう、と教皇は話された。

 自らの欠点や過ちを認識することから、創造主の意志に従って被造物間の関係を回復しようという新たな決意が生まれる、と語る教皇は、悪をいのちに変えるため、「剣を打ちなおして鋤(すき)とする」(参照 イザヤ2,4)という、今年の「被造物を大切にする世界祈願日」のメッセージ中の、預言的な呼びかけを提示。

 まだ間に合う、被造物の季節は、わたしたちに深い回心を求めている、と述べながら、「破壊のために使われたものを、いのちのため、貧しい人々の世話のため、飢えた人々に糧を与えるため、そして被造物を守るために、方向転換することができる」と強調された。

 この日より始まった「被造物の季節」が、アッシジの聖フランシスコの帰天からまさに800年を迎える10月4日に終了することに触れたレオ14世は、前教皇フランシスコの回勅『ラウダート・シ』や、ここカステルガンドルフォの「ボルゴ・ラウダート・シ」の創設に、同聖人が特別なインスピレーションを与えたことを思い起こされた。

 説教の最後に教皇は、アッシジの聖フランシスコと霊的に一致しながら、彼の賛歌をわたしたちのものとしよう、と呼びかけ、「ラウダート・シ、ミ・シニョーレ(わたしの主よ、あなたは称えられますように)」と『太陽の賛歌』を唱えられた。

01 9月 2026, 22:08