教皇:キリストの復活の告知は希望に新たな声を与える
カトリック教会の暦は、復活の主日の翌日4月6日(月)、「天使の月曜日」とも呼ばれる「復活の月曜日」を記念した。
教皇レオ14世は、同日正午、バチカンの広場に集った巡礼者たちと、復活節の聖母賛歌「レジーナ・チェリ(アレルヤの祈り)」を唱えられた。
集いの説教で、教皇は同日の福音朗読箇所(マタイ28,8-15)に、復活されたイエスと出会った婦人たち(同28,9-11)のストーリーと、祭司長たちから買収された墓の見張りの番兵たち(同28,11-14)のストーリーの対比を見つめられた。
そして、教皇は、最初のストーリーは、キリストの死に対する勝利を、二番目のものは、死はいつでも勝利することを告げていると話し、同じ空の墓から、一つは新たな永遠のいのち、他方は確実で決定的な死という、二つの異なる解釈がわき出ている、と述べられた。
しばしば真実の話は、今日でいう「フェイクニュース」、すなわち嘘やほのめかし、根拠のない非難によって覆い隠されることがある、と教皇は指摘。
しかし、このような障害を前にしても、真実は隠されたままでいることはなく、むしろ、生き生きと輝いてわたしたちに現れ、最も深い闇をも照らす、と述べた教皇は、実際、イエスが墓に行った婦人たちに言われた「恐れることはない。行って、言いなさい」(参照 同28,11)と、いう言葉は、今日、わたしたちにも向けられている、と話された。
この福音が、特に、歴史を歪め、良心を惑わす悪に虐げられている人々に届くことが、いかに重要か、と教皇は語り、戦争に苦しむ人々、信仰のために迫害されているキリスト教徒、教育の機会を奪われている子どもたちに思いを向けられた。
言葉と行いによってキリストの復活を告げることは、暴力に覆われてきた希望に、新たな声を与えることを意味する、と教皇は述べ、福音が世界に宣べ伝えられる時、それはあらゆる時代のあらゆる闇を照らし出す、と説かれた。
レオ14世は、この集いで、昨年の復活の月曜日に帰天された前教皇フランシスコを、特別な愛情を込めてしのばれた。
そして、レオ14世は、故教皇の信仰と愛の偉大な証しを思い起こすと共に、わたしたちがより輝ける真理の使者となることができるよう、知恵の座である聖母マリアに祈られた。