「ベネディクト16世、カテケーシスの偉大な師」教皇、一般謁見で
教皇フランシスコは、1月4日(水)の一般謁見で、先日逝去した名誉教皇ベネディクト16世を「カテケーシスの偉大な師」として思い起こした。
名誉教皇ベネディクト16世の葬儀を翌日に控えた、1月4日(水)、教皇フランシスコによる一般謁見が、1月4日(水)、バチカンのパウロ6世ホールで行われた。
教皇は謁見中のカテケーシスの冒頭で、ベネディクト16世を「カテケーシスの偉大な師」として思い起こし、次のように話された。
「カテケーシスを始める前に、今、隣の大聖堂でベネディクト16世に敬意を表している人たちと、皆で心を合わせたいと思います。そして、カテケーシスの偉大な師であった名誉教皇に思いを向けたいと思います。
ベネディクト16世の明晰で品格ある思想は、自己言及的なものではなく、教会的なものでした。なぜなら名誉教皇は常に、わたしたちがイエスと出会えるように導こうとされたからです。
十字架上で死に、復活し、生きておられる主イエスこそ、ベネディクト16世がわたしたちの手を取って、導こうとされた目的地でした。
わたしたちがキリストにおいて信じる喜びと生きる希望を見出すことができるよう助けを願いましょう」。
また、謁見の後半、教皇はドイツ語圏からの巡礼者への挨拶においても、ベネディクト16世の言葉を引用しながら、次のように述べられた。
「わたしたちの愛する故ベネディクト16世の言葉をもって、皆さんにこのことを思い出してもらいたいと思います。『信じる者は決して独りではありません』。
神を御父として持つ人は、多くの兄弟姉妹を持っています。信仰の共同体がいかに普遍的で、死をもってもそれは終わらないことを、ここ数日、わたしたちは特別な形で体験しています。神が皆さんを祝福してくださいますように」。
04 1月 2023, 11:08